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オンラインインターンシップの成功事例6選!設計時のポイントを解説

新型コロナウイルスの影響で、一気にオンライン化が進んだ採用活動。

中でも選考フローの一つであるインターンシップのオンラインでの実施には、学生だけでなく多くの採用担当者が頭を悩ませたのではないでしょうか。

そんな中、学生からの高い満足度や人気を誇り、インターンシップを成功させている企業もあります。

本記事では、オンラインインターンシップの事例を6つご紹介します。

インターンのプログラムや実施方法に悩んでいる採用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

オンライン開催が主流となるインターンシップ

新型コロナウイルスの状況を受け、22卒採用活動の大部分がオンラインで行われました。

インターンシップもその例外ではありません。

ディスコ キャリタスリサーチが2021年3月に行なった調査によると、「参加したインターンシップはオンライン形式のみ」と回答した学生は7割以上に上ります。

オンラインでの開催によって、「遠方の学生も参加しやすい」「日程の都合がつけやすく応募が集まりやすい」といったメリットがある一方、対面でのインターンシップのように企業の雰囲気を伝えることが難しくなるなどのデメリットもあります。

学生から見て満足度の高いコンテンツを提供するには、どのような工夫が必要なのでしょうか。

オンライン開催でも満足度の高いインターンシップや人気のインターンシップの事例を紹介し、オンラインインターンシップのポイントを解説します。

オンラインインターンシップ事例6選

オンライン開催の中でも高い人気や満足度を誇るインターンシップ事例を6つご紹介します。

インターンシップのプログラムや工夫しているポイントをぜひ参考にしてみてください。

三菱UFJ銀行のオンラインインターンシップ

【HP】https://www.saiyo.bk.mufg.jp/internship/#/

三菱UFJ銀行のインターンシップは、「ビズリーチキャンパス」の調査による「おすすめインターンシップランキング」のオンライン部門で一位を獲得しました。

三菱UFJ銀行のインターンシップの特徴は、仕事内容の理解を重視するプログラムです。

昨年(22卒向け)は、社員へのインタビューを通した業務理解がメインのインターンシップを開催していました。

参加した学生からは、「実際の仕事内容に対する理解が深まった」「オンラインならではで、海外駐在の社員の方からも話が聞けた」などの声が挙がっています。

【参照】https://www.onecareer.jp/

一方、今年(23卒向け)には、グループでケーススタディに取り組み、行員の仕事を体感できるプログラムを用意しています。

オンラインインターンシップに切り替わってからも毎年試行錯誤を重ね、コンテンツの改良に取り組んでいることがわかります。

オンラインインターンシップでは、対面のインターンシップが提供するような「体験価値」よりも、興味のある業界・企業の選考といったより本質的な目的を意識して参加する学生が多くなっています。

これまで対面のインターンシップで体験価値を重視してきた企業の方は、三菱UFJ銀行のように、企業理解をより重視したプログラムに切り替えてみてはいかがでしょうか。

関連記事:「【22卒インターンシップ動向まとめ】今後の採用活動の見通しを解説」

楽天のオンラインインターンシップ

【HP】https://corp.rakuten.co.jp/careers/graduates/internship/

楽天のインターンシップは、ビズリーチキャンパスの調査による「おすすめインターンシップランキング」オンライン部門で9位にランクインしています。

楽天では、数百名規模の採用を行っているため、インターンシップでもより多くの学生に選考を意識してもらうことが狙いとなります。

さまざまな日程、職種・コースでのインターンシップを開催しており、学生が自分の興味やスケジュールに合ったものを選んで参加することができます。

参加枠の多い1dayインターンシップを実施しつつ、そこで優秀な成績を残した学生だけが参加できるイベントも用意しています。

採用人数の多い会社で、幅広い学生をインターンシップに招待しつつもレベルの高さを実感してもらうためには、このような2段階で行うインターンシップが有効と言えるでしょう。

また、オンライン形式でも業務内容や社内の雰囲気をしっかりと伝えるための工夫として、業務を疑似体験できるワークを盛り込む・社内の様子をLIVE配信するといった工夫を行っています

【出典】https://iroots.jp/log/232

ニトリのオンラインインターンシップ

【HP】https://www.nitori.co.jp/recruit/internship/

多くのインターンシップ人気ランキングで1位を獲得している人気インターンシップです。

楽天同様、ニトリでも採用人数の規模はかなり大きく、インターンシップにおいてもいくつかのレベルの異なるイベントが用意されています。

ニトリでは誰でも気軽に参加できる就職活動のスタートダッシュイベントから経営課題に挑戦するハイレベルなインターンシップまで幅広いインターンシップを開催していることが特徴です。

『NITORI就活ゼミ』:誰でも気軽に参加できるオンラインコンテンツで、企業分析や自己分析について知ることができる。

『BASIC』コース:ニトリの人材教育制度の一つである「配転教育」を体験できる。「配転教育体験」(座学や疑似体験ワークなどを行う1dayプログラム)を受けたのち、好きな部署を選んで実際に仕事を体験することができる。

『BEYOND』コース:『BASIC』コース参加者の中から選抜された学生だけが進める長期型のインターンシップ。5~6人ごとのチームに分かれ、ニトリが抱える経営課題に挑戦。社長への直接プレゼンを行う。

ニトリでは、ただ採用するという目的ではなく、学生の就職活動の役に立つようなイベントを目指しています。実際にBASICコースは就職活動を始めるためのコンテンツとなっており、志望業界かかわらず人気のコンテンツです。また、専属のリクルーターに就職活動の悩みを相談できる点も、学生から支持を集めています。

【出典】https://www.nitorihd.co.jp/nitorimedia/culture/post-3839/

アビームコンサルティングのオンラインインターンシップ

【HP】https://www.abeam.com/jp/internship/summer2020/

アビームコンサルティングのインターンシップは、参加者満足度99.1%を誇るインターンシップです。

問題解決ワーク・社員によるフィードバック・現場コンサルタントとのトークセッションの3部で構成されています。

「コンサルティングの難しさ、苦しさと、それを乗り越えた先にある達成感、コンサルタントの醍醐味をしっかり伝えたい。」という思いのもと、毎年プログラムに改良を重ねています。

インターンシップを通して学生に何を伝えたいかを定めた上で、コンテンツ設計や振り返りを重ねることは高い満足度のカギと言えるでしょう。

受け入れ人数は各回60名と多くなっていますが、オンライン上で問題なくコミュニケーションが取れるよう、コンテンツの工夫やチャットの活用をしています。

サイバーエージェントのオンラインインターンシップ

【HP】https://www.cyberagent.co.jp/careers/students/biz/internship/

サイバーエージェントでは、過去5年間にわたり、厳しい選考を勝ち抜いた学生が実際に新規事業を創出に挑戦する選抜型インターンシップ「DRAFT」を実施してきました。

新規事業立案型のインターンシップでは、プレゼンが最終アウトプットである場合が多い中で、実際に新規事業創出に挑戦できるということで人気を集めました。

選考倍率が高く優秀な学生があつまるインターンシップとして、参加することがステータスにもなり就職活動における登竜門のような位置付けとなりました。

また、「DRAFT」の選考家庭でもあるオンラインインターンシップでは、参加人数が多い中でも学生と社員が交流できるよう、各グループに一人の現場社員をメンターとしてつけるなどの工夫が見られました。

一方で、今年(23卒)は新規事業の創出だけでなく事業をグロースさせていくことのできる人材を集めるため、DRAFTとは異なるインターンシップを実施する予定です。

このように、事業計画や会社の方向性から考えて適切なインターンシップのプログラムを設計することも大切であると言えます。

ミキハウスのオンラインインターンシップ

【HP】https://recruit.mikihouse.co.jp/50thinternship/

新型コロナウイルスの影響で打撃を受ける業界も多く、学生の志向にも変化が見られました。中でも、アパレル業界は打撃を受け、ミキハウスは21卒採用において、エントリー数が目標の7割に留まりました。

そこで、会社の魅力や販売職の在り方を再度定義したうえで、オンラインインターンシップのコンテンツ内容に反映しました。

また、22卒採用ではインターンシップを半年間に渡って約100回開催しています。

開催を続ける中で改善を繰り返し、より質の高いコンテンツを学生に提供することに成功したのです。

【参照】https://iroots.jp/log/232

まとめ

インターンシップの成功事例をご紹介しました。

より満足度・選考効果高いインターンシップづくりのためには、これらのポイントが重要であると言えます。

・会社の経営方針や方向性から逆算して必要な人材が興味を持ってくれるコンテンツ作り
・学生に何を得てもらいたいのかについて意識を持つ
・必要な採用人数や職種に合わせてインターンシップの種類を増やす
・開催のたびにフィードバックを行い試行錯誤を重ねる

オンラインインターンシップの構成について悩んでいる方にとって参考になっていれば幸いです。

また、当サイト「Brandge」を運営するGame Changers 合同会社では、インターンシップの設計に関するご相談を承っております。

自社に合った採用やインターンシップに関するご相談は、お気軽にご連絡ください。

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